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2018年4月25日 (水)

京都散策・18 【梅宮大社から嵯峨野へ】

私が定年退職してもう2年以上経った。今、会社に残っている同期は再雇用者と子会社の社長を勤めている数人だけである。この3月末をもって全員が60歳を越えてしまった。
今夜は、その同期4人と呑む約束をしている。
現在、横浜に住んでいて大阪にも家がある同期Y君が帰阪したので集まることとなったのである。今、関連子会社に勤める人を含むと4.6万人の社員がいるが、私が入社した時、本社採用の同期は100人であった。半年間も研修があったので同じ釜の飯を食った仲間として皆、気心がしれている。困った時に助けあってきたのもライバルであったのも同期であった。私の36年間の会社勤めで、同じ部署で仕事をした同期は、たった3人だけである。東京時代に2人(内1人は心不全で亡くなってしまった。)、そして大阪時代に1人。そういう意味では意外に少ないものである。巡り合いの確率は同期として3%、会社全体としては0.0065%であるのだから。同期Y君はその内の1人である。Y君も私同様完全リタイア組、自由人である。待ち合わせは18時半に南茨木。会うのが楽しみである。
今日(4/24)の天気はよろしくはないが、同じ阪急沿線の散策をしてから集合場所に向かおう。
11時に家を出て向かったのは梅宮大社である。4/19に出かけた長岡天神の霧島躑躅は満開であった。梅宮大社にも霧島躑躅がある。おそらく萎れてしまっているだろうが、普通の躑躅は見頃なのではないか。
阪急松尾大社駅下車。今夜は呑み会ということもあるが、雨が降っているので当然徒歩による散策である。足元はL.L.Beanのガムシューズで固めたし、傘は大きなサイズを選んできた。この出で立ちであれば多少の雨もOKである。
梅宮大社へ行く前に松尾大社へ寄ってみることにした。まだ、山吹は咲いているであろうか・・・。例年であれば神幸祭(4/22)前後が一番の見頃なのであるが。
楼門を潜り御手洗川へ。この川の両岸が黄色の花で埋め尽くされる風景を見たくて毎年訪れている。水車の界隈が定番の撮影スポットでありる。
4/10の時点で満開であった一重咲きの山吹は既に散り、遅咲きの山吹しか残っていなかった。
山吹は半分近くが白く変色している。それに附け加え、かなり散ってしまったのであろう。花のボリューム感もなく何となく寂しい風景であった。
参拝後、そのまま梅宮大社に向かうことにした。今年の山吹はお終いである。
桂川にかかる松尾橋から嵐山方面を望む。雲が低く嵐山にかかっている。菜の花が残る河原へ下りてみようかなと思ったが、そのまま梅宮大社へ向かった。雨はいつしか本降りに。
雨は晴れより絵になる要素が高いのだが、こうも本格的に降りだすと花もしおたれてしまう。少し、急いだ方が良いかもしれない。それにしても蒸し蒸している。2日前、四天王寺に聖霊会を見に行った時より、最高気温は3.2度低い21.9度だが、平均湿度は24%上がって79%である。急ぎ足だとたちまち汗ばんでしまう。聖霊会の時は汗をかくこともなかったのだが・・・。
12時半に梅宮大社到着。猫が私を迎えてくれる。
梅宮大社は、橘諸兄の母である橘三千代(藤原不比等夫人)が酒解神、酒解子神(大山祇、木花咲耶姫)を祭り、酒造安全と子孫繁栄を祈願した神社である。後年、橘嘉智子(檀林皇后・嵯峨天皇の皇后)が祈願し初めて皇子(仁明天皇)をもうけたといい、以来子授けの神、安産の神として今も信仰されている。7月に生まれる孫の為に安産祈願。この調子では産後はアチコチにお礼参りをしなくてはならなくなってしまう(笑)。
そして、いよいよ神苑へ。(拝観料が値上げされ550円になっていた。)
まず霧島躑躅であるが、これは遅く、茶色に変色。そして躑躅さえ遅く、かなり散っている。ガックリである。
この神苑、見事な躑躅のトンネルが続くのだが、見頃は2、3日前であったろう。そして今日の雨で多くの花が散ってしまうに違いない。例年、GWに躑躅のピークを迎えることを思うと今年は10日以上早いのではなかろうか。
でも散った花というのもそれはそれで絵にはなるのでHERZのラックスリュックからLeicaXVarioとOLYMPUS PEN-Fを取り出してパチリ。
この神苑には数多くの花が咲き誇っているが、躑躅、牡丹は散り始め。満開なのは、藤、ナンジャモンジャ、杜若、山吹、射干、シャガ、ポピー、ハナミズキなどである。花菖蒲には流石に早い。それでも1輪咲いていたのには驚いたが。
しかし、花の開花が早いと藤、躑躅、睡蓮が同時に咲くという珍しい風景を見ることができる。私は、6年連続、梅宮大社に花の撮影に訪れているが、藤、躑躅、睡蓮が同時に咲いたのを見たのは2013年5月6日だけである。睡蓮の花と水面に映る藤と躑躅を写したことがあり、もう一度撮影してみたかったのだが、今回は3種類とも咲いているものの、絵にはならなかった。5年前は本当にラッキーだったのであろう。とりあえず睡蓮を写しておく。それにしても残念。
これにて梅宮大社の神苑散策は終了。再び、桂川を渡り、松尾大社駅に戻った。自転車があれば梅宮大社から直接ポタリングするのだが、徒歩で嵐山まで歩く元気がない。阪急電車に乗り込み嵐山駅へ。(ちなみに歩く元気がないと言いながら、この日は傘をさしながら、23,407歩約16km歩いたことを記しておく。)
雨に煙る嵐山をパチリ。
アサヒカメラ5月号でプロがOLYMPUS PEN-Fのモノクロモードでの撮影方法を語っている。OLYMPUSの広告でもないのに4頁にわたって細かな説明をしているのが面白い(笑)。その撮影方法はモノクロモードに設定し、3種類あるモノクロプロファイルから好みの画質を選ぶ。そこからハイライト、シャドー、シャープネス、トーンカーブ、粒状フィルム効果、最後にシェーディングまで細かに設定していく。カメラ自体が暗室になっているようなもので、マニアックなカメラである。
こういう風景はモノクロの良さが分かるシュチェーションなのでそのプロの設定を参考に1枚撮ってみた。
カラーで1枚。
モノクロで1枚。
昔、トライXを少し高めの温度の現像液で増感現像したことをチョッピリ思いだした(笑)。
そんなカメラ遊びをしながら渡月橋を渡る。
何処へ行くかは決めていない。呑み会までの時間つぶしで行き当たりバッタリである。一応、清凉寺の躑躅を目標に歩く。清凉寺の躑躅は形が面白いのだが、どうやっても上手く写せない。肉眼で楽しむ躑躅なのである。今日は何とかその美しさをカメラで写しとってみたい。
平日の雨であるが嵐山、天龍寺界隈は大賑わいである。その理由は修学旅行。道に溢れて居るのは制服姿の中高生である。はじける笑い声を聞いていると若いということの素晴らしさを感じてしまう。「青春とは、奇妙なものだ。外部は赤く輝いているが、内部ではなにも感じられないのだ。」と語ったのはサルトルであったか・・・。
その修学旅行生の後を歩いてゆくと、皆、天龍寺に向かっている。わざわざ混んでいる所へは行く気はしないのだが、チラリとみえる躑躅が見事である。
梅宮大社と異なり、躑躅が真っ盛りといっても良い。赤、白、桃色、全ての躑躅が咲き誇っている。花は雨に洗われて益々色鮮やか。
天龍寺の曹源池庭園の入口まで行くと「躑躅、石楠花満開」と看板が出ていた。実は今日の散策は躑躅と石楠花を観に三室戸寺へ行こうかなと思っていたのだが、石楠花は既に散っていると思ったので梅宮大社を散策先に選んだのである。石楠花が満開であれば嬉しい。寄ってみよう。
万が一咲いていなくても青々とした新緑の庭園が見られればヨシである。今ならば青葉は活き活きとした青葉が拝めるはずである。
雨が降って居るとはいえ、流石に人出は多い。
ブラタモリで以前紹介していたが曹源池の奥は断層崖である。その断層崖の先に、これまた断層隆起した嵐山が借景として横たわっている。その嵐山に低い雲がたなびいている。誠に絵になる風景である。青々とした景色も悪くはない。(もっとも、美しいのは紅葉の時期であるのは言うまでもないが。)
庭園を歩いてゆくと様々な花を見かける。石楠花は散りかけである。ここの石楠花もセイヨウシャクナゲなので咲く時期が早いので、これは致し方ない。他には躑躅、藤、芍薬、白糸草、赤花蝋梅などが咲いていたのでパチリ。今日は花追い人となって花の写真をメインに撮影してゆく。
でも、ここでも目を惹いたのは躑躅の花。庭のあちらこちらで星が瞬くかのように散っていた。この風景を見られただけでも曹源池に来た甲斐あり。
天龍寺から野宮神社へ。ここの白福稲荷も安産の神様というので拝む。
そして踏切を渡り、竹林で1枚パチリ。雨の日の車夫は大変であろう。が、案外稼ぎ時かもしれない。
暫く歩いていくと次第に観光客が少なくなっていき、清凉寺に着く頃には誰もいなくなっていた。重く垂れこめた雲の下、多宝塔や山門などを写す。
清凉寺の躑躅も想像通り満開。そして今回も上手く撮影できないで終わる(笑)。カメラはやはり肉眼には適わないものである。
今日の散策は、ここまで。大覚寺に向かって歩き始めたが、そろそろ戻った方が良い。一向に止まない雨の中、嵐山駅に向かって引き返した。これから同期会である。
夜は南茨木で同期と、盃を交わし続けた。定年になっても、話は、まだ仕事の話である(笑)。もう、とっくに卒業したというのに。(勿論、気心知れた同期との呑み会が楽しい一刻であったことは語るまでもないが。)
そう言えば、同期が後輩にこういわれたそうである。「先輩方は勝ち組です。」と。
私にとって、「勝ち組み」は私より上の年代なのだが、後輩たちにとってはそうであるらしい。確かにそう言われれば、そんな気がしないでもない。自由人として老後を好き勝手に生きていられるのであるから(笑)。
そんなことを考えつつ雨の中、千鳥足で帰宅。御前様は久しぶりであった(笑)。

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